映画『君たちはどう生きるか』を2回観た結果

また大ボケをかましてしまった。1度観に行った『君たちはどう生きるか』のチケットを間違えて買っちゃったのですよ。本当に見たかったのはミア・ハンセン=ラブの『それでも私は生きていく』だったんだけど(笑)チケットを買うときは何の疑問も持たずに(笑)

チケットを買った後によくよく考えてみたら、あれ、宮﨑駿の映画って7月に観たよね? これって間違った? と気がついた。チケットを買うときに係の人が言った「変更・キャンセルはできませんのでお気をつけください」に「はい」なんて答えてたんだけど、妙にそのセリフが引っかかったんだよねー。第六感がまた働いている(笑) そもそも『それでも私は生きていく』とか、「きみ」「私」「生きる」みたいな邦題似すぎてませんか問題だよーーー。ミアさんのは来週からの上映でした。

ということで気を取り直して。
7月に『君たちはどう生きるか』を観たはいいものの、なんか全然スッキリしなかった。一緒に観に行った人も「わからん」って言ってたし。


いろいろと、あれがあれを指してて、これはこの人のことで、この映画はこの世界線で……みたいな解説をされている人がいらして、おおすごいじゃん! って素直に思うのです。
でも私自身はわからないことを「わかってます」風に書くのができない性分でして。もったいないので2回目見ましたが、やっぱり釈然とするようなしないような。何がそうさせているのかを2点分析してみましょうか。
以下ネタバレ気味なのでこれから行く人はご注意を~

① レイヤーがとにかく多い
戦争中の空襲 → 疎開先 → 謎の塔 → そこから地下に潜り → 墓とキリコとペリカンとわらわら → インコ帝国 → ひみちゃんと大叔父様降臨 → 元の世界に戻れるのか?
とまあ、実に複雑な構造になっております。
次々と場面転換されるんで「はぁ……」としか言えない。じっくり考える暇もないかも。

② ①のせいでメタファーが決まらない
あれはあれを指していて、これはあれの象徴で、などと答え合わせをする向きが必ずいらっしゃいますが、申し訳ないけどそこまで解析することがちょっと疲れた。

ということです。
これ観てて思い出したのが『インセプション』。あの映画も場面がぱっぱかぱっぱかと変わって、しかも3次元とか4次元とか言ってましたよね。人が部屋の中飛んだりとか。あれに映画の構図がすごくよく似ています(とはいえそれを使ったとも思えないけど)。

映画を作った意図なんて製作者本人しかわからないと思っていて、ごく近しい人でさえその真意ってわかってないのかもしれませんね。それでいいと思います。



<わたしがこの映画で面白いと思ったところ>
・7人のおばあちゃんたちの顔が、全員よくあるおじさん風(笑) 近くにモデルとかいるのかも?
おばあちゃんなのに顔だけおじさんって、将来そうなっちゃうのかなあ。気を付けておきたい。

・わらわらがかわいすぎるーー  飼いたい!

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