グループ展「雑居ビル」に寄せて

また、Photo Bar【sa-yo:】さんにてグループ展に出させていただきます。今回のお題は「雑居ビル」
このテーマを見たときは、ちょうど台湾に行くか行かないか考えていたところでした。散々悩んで「よし、行くか!」って決めて、それだったら台湾で雑居ビル撮りまくったら面白いんじゃないかなと応募しました。そして台湾は雑居ビルの宝庫でした。

台北を中心に回ってきました。アイキャッチにした画像は泊まったところのすぐ目の前の通り。ここはMRT(台湾のメトロ)松山新店線・台電大楼駅(Taipower building)からもすぐの、師大路と言って、近くに國立薹灣師範大學があることからその名がつきました。あと少し行くと國立薹灣大學もあって、台北の中では落ち着いた雰囲気のあるエリアでした。通りも、すごく抜けがいいんですね。ホテルを出るとこの広い通りに出て、なぜか懐かしいような、安心するような心持ちになります。

繁華街やスポットのそばだと夜遅くまで落ち着かないんですが、ここはそんなことは全くなく静かです。オフィスや大学もあって、住宅もあって、緑も豊富にあって、歴史的なスポットもあって、とても気に入りました。また来るときはぜひステイしたいですね。

台北の街並みは、建物自体がそんなにピカピカの新品みたいなところはそんなに見かけなくて、日本で言えば昭和40年代後半〜50年代くらいの雰囲気をたくさん感じます。ビルの2階部分の下をアーケードにしているのが大きな特徴です。雨でもたいてい傘をささずに歩くことができるのはいい。でも例えばこの写真を見るとビルの強度としてはちょっとどうなんだろうという気もしなくもないですが、それでもこの建物たちの使い古された感じ、なんとも言えない温かみがあります。

9月だというのに気温30度以上、台風が来る前の蒸し暑い中をひたすら歩き回って、いろんな雑居ビルを撮ってきました。あまりにも暑すぎて倒れそうになって、おまけに胃もやられて(苦笑)、おかげさまで小籠包すら食べていなかったことに気がつくんですが、今回の展示には足で探した、私が見てきた台湾を詰め込んでみました。展示写真もなんですが、フォトブックを今回は用意しますので、ご都合のつく方はぜひいらしていただければと思います。

一歩露地を曲がるたびに、ものすごく胸を揺さぶられるようなエネルギーがありました。そんな景色との出会いを表現しています。ぜひお越しください。

グループ展「雑居ビル」ページはこちら。
●場所:Photo Bar 【sa-yo:】  神奈川県横浜市中区吉田町3−11 サウンド吉田町ビル2階
●会期:2024年10月23日(水)〜10月27日(日)
●営業時間:水曜日〜土曜日16:30〜22:00、日曜日15:00〜21:00 (最終入店は閉店の1時間前)
●飲食店のためワンドリンク以上の注文が必要です。ノンアルコールカクテル、ソフトドリンクあり。注文がワンドリンクのみの方は、混雑状況にかかわらず店内滞在時間40分を目安にお願いします。

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